2006年1月11日 (水)

【国際】 山梨大ら・胎児時のダイオキシンが脳機能に及ぼす影響

【国際】 山梨大ら・胎児時のダイオキシンが脳機能に及ぼす影響

妊娠中の母親が摂取したダイオキシンが胎児の脳の組織や機能に影響を与え、成長後の性行動が不活発になることを、山梨大学と国立環境研究所(茨城県つくば市)のグループが動物実験で証明し、8月28日、米・ボストンで開催されているダイオキシン国際会議で発表した。共同通信などが伝えているところによると、グループらは、妊娠後期のラットやマウスに、体重1kg当たり200ナノグラムと同800ナノグラムのダイオキシンを投与。投与された雌から生まれた雄のラットは、交尾行動の回数が通常の半分程度に減少したという。さらに、性行動や学習、記憶などの機能に関与する遺伝子の働きが、投与量が増えるほど小さくなることがわかったという。

ダイオキシンとは、製造を目的として作られたものではなく、化学物質の合成の過程で、副産物として生成される有機化合物。毒性が強く、塩ビ建材やごみ焼却の灰にとくに多く含まれている。微量だが、自動車の排ガスや、食物連鎖によりマグロやキンメダイなどの魚介類、レバーなどにも含まれている。

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